議会質問内容

平成28年第3回定例会

未来民進ちば 蛭田浩文

平成28年第三回定例会一般質問

 皆さん、こんにちは。
未来民進ちばの蛭田浩文です。通告に従い一般質問を行います。
はじめに、先月5日からブラジルのリオデジャネイロで開催されました、オリンピック競技大会では、多くの方々が、毎日寝不足になりながら、テレビの前で日本選手の活躍に、一喜一憂(いっきいちゆう)をしながら、声援を送っていたのではないかと思います。
日本選手の活躍は、水泳競技のメダル獲得からスタートし、柔道・体操・バドミントン・卓球・レスリング・陸上競技をはじめ、多くの競技種目において素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられました。 
その結果、オリンピック史上最多のメダル41個(金12個、銀8個、銅21個)の獲得となりました。残念ながらメダルを逸した(いっした)選手も含め、オリンピック競技に出場したすべての選手が、日本全国に感動と勇気を与えてくれたと思います。
また、今月8日から19日まで開催されたパラリンピックリオデジャネイロ大会では、柔道男子60Kg級で広瀬選手の銀メダル獲得から始まり、水泳・陸上・ボッチャ・車いすラクビー・ウィルチェアーラクビー競技等(など)の活躍で、前回のロンドン大会の16個を上回り、24個(銀10個、銅14個)メダル獲得となりました。
テレビ観戦をした多くの方々は、日本選手の活躍を見て、4年後の東京オリンピック・パラリンピックでの、さらなる活躍が楽しみになったのではないでしょうか。
オリンピック・パラリンピックのすべての競技を通じて、その中でも、私自身が、卓球競技に打ち込んできたひとりとして、男子チームが、団体種目として初のメダルとなる銀メダル獲得、女子チームは、前回のロンドン大会に続き2大会連続のメダル獲得となる銅メダル獲得、さらには、卓球がオリンピック競技の正式種目となった、1988年ソウルオリンピック以来、水谷選手が個人種目で初のメダルとなる銅メダルを獲得したことは大変うれしく、水谷選手の3位決定戦と女子団体3位決定戦で勝利した瞬間が、一番の感動でありました。
先日の25日(日曜日)には、「卓球NIPPONメダル獲得祝勝会」が品川で開催され、私も出席してまいりました。協会関係者をはじめ、これまでのオリンピック代表選手、世界チャンピオンになられた往年の名選手の方々、各都道府県卓球連盟・協会の代表者・高体連の代表者など多くの関係者が集い、祝勝会が盛大に開催されました。
出席された方々からは、お祝いの言葉と合わせて、2020年東京での更なる活躍を期待する声が寄せられておりました。
(私も選手一人ひとりにおめでとうと声をかけ握手をしてきました)
そして、監督・選手一人ひとりから、リオ・オリンピック以上のメダル獲得を目指すとの決意がありました。卓球競技に限らず、すべての競技種目・出場する選手の活躍を期待するとともに、私も微力ながら応援・協力していきたいと感じているところであります。
 そこで、今回、2020年東京オリンピック・パラリンピックの競技会場となる幕張メッセについて質問をさせていただきます。
1989年幕張メッセ(旧コンベンションセンター)がオープン後、最初の世界大会レベルのスポーツ大会として、1991年「第41回世界卓球選手権大会(108協会1,047名)」が開催されました。同時に、マスターズ・レディース・ジュニアの3種目の「地球卓球大会(海外9協会からも参加も含め総勢6,625名参加)」も合わせて開催されました。
世界卓球選手権大会では、大韓民国と朝鮮民主主義共和国の統一チーム、「コリア」として初めて出場しました。(後にも先にもこの大会だけの夢の統一チームですが)、女子団体戦においては、中国の9連覇を阻止(そし)し、初優勝を果たすなど、ホットな話題とスポーツが持つ魅力を発揮した大会でありました。
私も選手たちへの補助員として運営に携わることができましたが、その運営の多くは、市民のボランティアの方々をはじめとして、県や千葉市の職員の方々にお力をいただけたことで、成功(せいこう)裏(り)に終えることができたと思っております。
その後幕張メッセは、アジア有数の規模を誇る大型コンベンション施設として、幕張新都心地区の中核施設として、平成元年のオープン以来、日本を代表する展示会や国際会議、国際的な音楽イベントなど、数多く開催がされてきております。
現在では、東京オートサロンをはじめ、どきどきフリーマーケットや東京ゲームショウ、ニコニコ超会議など、年間を通してイベントが開催されてきており、その入場者数は年間500万人を超え、飲食・購買・宿泊といった消費を創出し、本市にとって多大な経済効果をもたらす重要な施設であります。
近年では、近隣に大型商業施設が揃い(そろい)、幕張新都心の魅力が向上し、人の流れも拡大してきており、大きな集客力を持つ幕張メッセの役割は、ますます重要なものとなってきていると考えております。
大きな集客力を持つ幕張メッセではありますが、今後は、産業展示会、国際会議等イベントの誘致競争が、激しくなっていることや4半世紀を迎えた施設の老朽化への対応など、多くの課題を抱えていることから、一層の競争力強化のための努力が必要であると考えているところであります。
さらには、2020年東京オリンピック・パラリンピックでは、7種目の競技会場となります。
今後は、各種目の競技団体やオリンピック・パラリンピック組織委員会からは、会場のレイアウト等について、いろいろと提案がされ、競技会場として最高のステージを創出しなければなりません。そのためにも、まずは本市の経済効果を引き続きもたらす幕張メッセにすることが大変重要であり、他都市の施設との誘致競争に負けないように一層の競争力強化のための対応(努力)が必要だと考えております。
そこで、幕張メッセの活用と機能強化についてお伺いします。
はじめに、建設事業負担金の実績と効果について
二つ目に、施設の機能強化と老朽化対策について
三つ目に、大規模改修事業に対する本市の負担のあり方について
 以上、3点についてお伺いします。

 

次に、交通安全対策の推進についてお伺いいたします。
千葉市では、交通安全対策基本法(昭和45年6月1日制定)を根拠として、昭和46年度に第1次交通安全計画を策定して以降、5年ごとに計画の策定がされております。
そして今回、国および県が、それぞれ第10次の交通安全基本計画、交通安全計画を策定したことを踏まえ、本市においても平成28年度から平成32年度を計画期間として、第10次千葉市交通安全計画が策定されました。
交通手段の多様化などにより、交通環境が大きく変化する中、「自分の身は自分で守る」という意識を持ち、また、地域ぐるみで交通安全対策に取り組むことが重要であり、この計画では、交通環境の整備などのハード面の整備や、ソフト面を融合させた総合的な交通安全施策を推進するために策定されております。
そうした中、本市における交通事故状況は、発生件数・負傷者数ともに年々減少はしているものの、死者数については、平成23年以降から平成27年まで、毎年18人・17人・38人・22人・18人と推移しており、平成25年・26年の、第9次交通安全計画に対して未達成の状況にあります。
一方では、通学・下校中の児童たちの歩行中や自転車乗車中の、事故死者数の割合が高くなってきております。その要因として、登下校中の子供たちの列に車が突っ込む暴走車、誤操作(ごそうさ)によってコンビニの駐車場で暴走する高齢者ドライバーの増加、さらには薬物使用による運転などによって事故が発生しております。
正しく交通ルールを順守しても、避けることが不可能な、予測できない事故に、巻き込まれるケースが増えている状況にあります。
さらには、子どものスマートフォン所持率の増加に伴い「歩きスマホ」による不注意から事故に遭(あ)ったり、自らが加害者になったりするなどの問題も顕在化(けんざいか)してきております。
そして、この夏からは「ゲーム・ポケモンGO」が子どものみならず、大人をも巻き込んだブームになっており、一層の注意(対策)が必要な状況にあります。
そうした中、幼児・児童・生徒たちもいずれ大人になり、自動車などを運転する立場になることから、今から自転車・歩行者の、ルール・マナーを学ぶことについては、自(みずか)らの身を守るだけでなく、交通安全に対する基本姿勢を身に付ける必要があると思います。
このような状況のなか、交通事故のない、安全・安心して暮らすことができる千葉市とするためには、市民・地域・行政が一体となって取り組んでいくことが求められていると考えます。
今回、第10次千葉市交通安全計画が策定されましたが、この交通安全計画の基本的な考え方や新たに盛り込んだ内容、計画の評価、さらには、将来を担う世代である子ども達に対する、交通安全教育の推進などについて質問させていただきます。
はじめに、これまでの取組の成果と課題について
二つ目に、第10次交通安全計画の基本的な考え方について
三つ目に、子ども達に対する交通安全教育の推進について
四つ目に、今後の取組みについて
 以上、4点についてお伺いします。

 次に、選挙についてお伺いいたします。
 今定例会においては、桜井議員(公明党)、と小松崎議員(自民党)からも、選挙について質問がされており、重なる部分もあるかと思いますが質問させていただきます。
本年7月10日には、参議院議員通常選挙が執行されました。今回の選挙は、選挙権年齢が18歳以上となった、初めての国政選挙ということで、注目されるとともに、高校生全員に副教材が配布されるなど、各地で出前授業や模擬投票など、様々な取り組みがなされたところであります。
投票率は、全国平均で54.70%と前回選挙から2.09ポイントの増に対し、千葉市では、52.47%と全国平均からはやや低いものの、前回比4.72ポイントの増と、全国平均より2倍近い伸びを示していることで、今後に期待できるものとなっています。
今回の選挙で、初めて投票を迎えた18歳、19歳の投票率が、今月9日に総務省から発表されました。それによれば、全国平均54.70%のところ、18歳が51.28%、19歳が42.30%と全国的には、想定より18歳、19歳の投票率が上がっていない中、先日千葉県から発表された県内の市町村毎の18歳・19歳の投票率では、美浜区が59.40%と県内で1位、千葉市全体としても、53.29%と県内で10番目となり、比較的よい結果になったと思います。
今後も、この傾向が続くことを期待しているところでございます。
さて、今回、私がお伺いしたいことは、本年第1回定例会で質問させていただきました、選挙人の投票環境向上策と18歳選挙権に関する対応のうち、大学に関することについてであります。
まず、選挙人の投票環境向上策として、今回の参議院選挙での取り組みでは、今までの市内2か所の商業施設への期日前投票所設置に加え、3か所目として、そごう千葉店への期日前投票所の移設、当日投票所での名簿対照をパソコンで処理する投票管理システムの導入の2点について答弁をいただいたところです。
また、18歳選挙権に関する対応については、小・中学校の模擬選挙、高校への出前授業、淑徳大学への大学内期日前投票所の設置、新有権者の皆さん1人1人に啓発ハガキを送るという対応について答弁をいただきました。
そこで、4点お伺いいたします。
 はじめに、投票環境の向上策についてですが、そごう千葉店への期日前投票所を移設したことで結果はどうであったのか。また、期日前投票所の出口でアンケート調査を実施していたようだが、その結果も踏まえて今回の移設はどのように評価をしているか伺います。
 二つ目に、投票管理システムの導入による効果について伺います。
 三つ目に、18歳選挙権に関する対応ですが、特に淑徳大学への期日前投票所の設置の取組みについては、私も「選挙管理委員会は頑張っているな」と評価をしておりますが、2日間の実施で何人が投票し、うち学生が何人だったか、そして、その実績を踏まえ、どのように評価しているのか。
四つ目に、今回の参議院議員選挙で、先ほど挙げた以外に報道にありました千葉大学との選挙事務インターンシップの概要について、お伺いします。
以上で、1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。


ご答弁をいただきありがとうございました。
内容につきましては、概ね理解をいたしました。
2回目は、交通安全対策と選挙について質問をさせていただきます。
はじめに、交通安全対策の推進についてお伺いします。
成果と課題については、交通事故に占める高齢者の割合が、増加していること、自転車事故が2割を占めるとの答弁がありました。また、基本的な考え方の中では、新たな重点項目の一つに、「高齢者の交通安全対策の強化」の答弁もありました。
長寿命・高齢化とともに、高齢者の関係する交通事故の割合が、増加傾向にある中で、高齢者が安全にかつ安心して外出や移動ができるような、交通社会の形成に取り組んでいくことが重要であると思います。
また、移動手段と事故の関係では、徒歩(とほ)や自転車などを利用する高齢者が、交通事故の被害者とならないための、対策が重要であるとともに、今後、自動車の高齢運転者が大幅に増加することが予想されることから、高齢運転者が事故の加害者となることを防止する取り組みなど、それぞれの高齢者の特性に応じた対策を、さらに強化することが必要と考えます。そこで、お伺いいたします。
はじめに、交通事故に占める高齢者の割合(被害者および加害者として)について
二つ目に、高齢運転者対策の充実について
以上、2点についてお伺いします。
 次に選挙についてお伺いします。
投票環境の向上策についてですが、そごう千葉店での実施結果とその評価、当日投票管理システムを導入した効果について答弁をいただきました。
そごう千葉店に移設したことにより、区役所に設置していた頃と比較して、非常に多くの中央区民が投票したということは、今回の選挙で中央区の投票率が前回と比較して4.94ポイント上がった(伸びた)ことや、同じく商業施設に期日前投票所を設置した、他(た)の区も投票率が高いことから、投票率の向上があったというお答えには納得できるものがあります。さらに、投票管理システムを導入したことにより、名簿の照合ミスがなくなったことや、投票関係の統計の省力化などの効果が、あったとのことでした。
一方、大学内期日前投票所は、残念ながら投票者数が伸びなかったとのことでしたが、学生にとっては、選挙について身近に考える、よい機会になったものと推察します。また、千葉大学との選挙事務インターンシップでは、実際にどのように選挙の事務が行われているのかを知ってもらう、よい機会になったのではないかと思います。
これら大学と連携した取組については、選挙が執行される際には、どのような形でもよいので、続けていただくことを期待するところです。
さて、今回のそごう千葉店への期日前投票所の移設については、私も概(おおむ)ね成功したものと捉(とら)えているところでありますが、その移設にあたっては、場所のみならず、開設期間と時間についても変更がありました。
以前であれば区役所で、公示日の翌日から投票が、できたわけですが、今回のそごう千葉店では、投票日8日前の土曜日から、さらに時間についても開店時間に合わせ午前10時からと変更になりました。
前回、私が第1回定例会でこの移設に際して、お願いをしていたことがございました。
中央区役所からの移設ということで、区民の方々が混乱することが予想されるため、区民への周知をしっかりと行っていただきたい旨を、要望させていただきました。
そこでお伺いいたします。
そごう千葉店への移設について、区民に対し、どのような周知を図ったのか、また、今回の選挙で区役所に間違って期日前投票にきたケースがあったのか。さらには、苦情がどの程度あったのかお伺いします。
 次に投票管理システムについてです。
導入されたことにより、先ほどは多くのメリットがあったとの答弁がありましたが、私が聞いたところによると、名簿対照係で対応に時間がかかった。あるいは、ある投票所では非常に混雑し、投票に20分以上も待たなければならず、途中で帰ってしまったという状況もあったように聞いております。これらのケースに対し、今後はどのように対応していかれるのかお伺いします。
以上 2回目の質問をおわります。

ご答弁いただきありがとうございました。
3回目は、意見要望を申し上げさせていただきます。
はじめに、幕張メッセについてであります。
本市の、産業・文化の発展、国際化の中核化である、幕張メッセ事業は、県・市が連携して進めてきた事業であり、幕張新都心は、幕張メッセ開設を契機として、コンベンション都市としての実績を積み重ねてきていることは理解をしているところであります。
これまで以上の成果を上げていくためには、近隣施設との競争力強化に向け、大規模改修を実施することは必要不可欠であると考えます。そして、本市として応分の負担が必要であることは理解をいたしました。
また、幕張メッセは、2020年東京オリンピック・パラリンピックの競技会場となることが決定しておりますが、これを機(き)に、更なる施設の活性化に繋(つな)げていかなくてはなりません。
今後は、東京オリンピック・パラリンピック開催の知名度を活用して、経済効果の高い、新規のMICE(まいす)誘致が実現できるよう、県と市が幅広く情報を共有し、取組まれることを要望しておきたいと思います。

次に、交通安全対策についてであります。
千葉市交通安全計画は、「人優先」の考え方に基づき策定されておりますが、今後も、さらなる高齢化の進展・バリアフリーの導入で、高齢者・障害者の車いすの走行を見かけることも多くなります。
車いすについては、標準型の自走式(じそうしき)・介助式(かいじょしき)の他(ほか)、電動車(くるま)いす・四輪電動車(くるま)いす、重度の障害をお持ちの方が、よく使用されている背面(はいめん)を段階的に倒せる、リクライニング式や体を安定・保持させるティルト式の車(くるま)いす等(など)様々なタイプのものがあります。
「段階的かつ体系的な交通安全教育の推進」の中においても、触れられている安全教育のほかにも、警察との連携によりさらなる道路・歩道・踏切(ふみきり)等(など)の、再チェックと改善が必要となってくると思います。
特に、電動三輪・四輪車(よんりんくるま)いすでは、消費者安全調査委員会の報告書によると、平成24年から平成26年にかけて、15件の死亡・重傷事故が発生しているとのことなので、福祉用具専門相談員・ケアマネージャー等からの意見の吸い上げなども必要になってくるかと思います。
また、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据えたルール・マナーの向上・徹底、自転車の安全利用、通学路の安心・安全、高齢者・障害者の対策等(など)、庁内他部局との連携により、進めるべき箇所も多々(たた)ありますので、全庁横断的な対応を、ご検討していただきたいと思います。
そして、市民一人ひとりが交通安全の自覚を持ち、各地域の力を結集し、「道路交通事故の無い社会」、「踏切事故のない社会」を目指して、市民・行政・議会・警察他が一体となり、この交通安全計画を推進していくことをお願いします。

最後に選挙についてであります。
周知の具体的方法及び区役所に間違って期日前投票に来たケースとして、数十件あったとの答弁がありましたが、今回の移設が大きな混乱にいたらず、スムーズになされたものと理解をしているところです。
また、投票管理システムの導入では、一部の人材派遣職員による操作の未熟な部分があったこと、投票終了間際に多くの選挙人が来場したことによる混雑についても答弁をいただきました。
今回のそごう千葉店への移設については、実質中央区役所からの移設という、区内で、区民の皆さんがよく知っている区役所で期日前投票所を実施しないと判断をされたことに、新しい試みで少し心配もありましたが、様々な周知をされたことで大きな混乱はなかったようですが、今後も選挙の際には十分な周知を図っていただくことをお願いいたします。
また、そごう千葉店の期日前投票所に関してもう1点お願いがあります。私もそごう千葉店の期日前投票所で投票をしました。そごうの売り場にいるお客さんの方(かた)からは、誰が投票しているのかが、よく見える状況にありました。
選挙では、投票の秘密がよく言われますが、誰に投票したかが、問われないとのことですが、周りの人に見られているような、状況下で投票することは、選挙人にはプレッシャーとなりますので、次回以降は、もう少しパーティションを、高くするなどして、周りから見えないような配慮をしていただきますようお願いします。
最後に投票管理システムの導入でのトラブルですが、新しいシステムの導入に伴う初期トラブルと思われますので、今後は、このようなトラブルのないよう努めていただきたいと思います。
以上で、私の一般質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。
 

1 幕張メッセについて
 (1)建設事業負担金の実績と効果について

(経済農政局経済部観光MICE企画課)

 幕張メッセについてお答えします。
 まず、建設事業負担金の実績と効果についてですが、
幕張メッセの建設事業負担金として、平成27年度は約1億9千万円、平成元年からの累計では、約135億円を負担しております。
 また、効果についてですが、年間を通じて、数多くのコンベンションや展示会などの催し物が、幕張メッセを会場として開催されており、その開催に伴う経済波及効果をはじめ、雇用の誘発、産業・文化の振興等、幅広い分野で本市の都市づくりに寄与しているものと考えております。

 (2)施設の機能強化と老朽化対策について

(経済農政局経済部観光MICE企画課)

 次に、施設の機能強化と老朽化対策についてですが、
 幕張メッセは、開業から26年が経過し、これまで実施してきた補修では対応しきれない施設の老朽化等が進んでいるほか、近隣展示場の拡張など、MICE誘致においても都市間競争が激化しているところです。
 そこで、施設の経年劣化や耐用年数の経過への対策、更なる利便性の向上などを目的とした大規模な改修を実施することにより、一層の利用促進と最大限の活用を目指し、より経済波及効果の大きい産業展示会や国際会議等、MICE誘致の強化に取り組んで参ります。

 (3)大規模改修事業に対する本市の負担のあり方について

(経済農政局経済部観光MICE企画課)

 最後に、大規模改修事業に対する本市の負担のあり方についてですが、
 これまで、県市の関係部局で構成する「元気な幕張新都心をつくる県市連絡会議」の中で、幕張メッセの大規模改修に係るワーキングチームを設置し、施設の機能強化等も踏まえた改修内容や、地元市としての負担のあり方について協議を行って参りました。
 その結果、今後実施する大規模改修は、都市の活性化や国際化、東京オリンピック・パラリンピックの開催後も見据えた競争力強化に寄与するものであるため、建設事業負担金と同様のルールにより、本市が応分の負担をすることが必要であると考えております。

 以上でございます。


2 交通安全対策の推進について
 (1)これまでの取組みの成果と課題について

(市民局市民自治推進部地域安全課)

交通安全対策の推進についてお答えします。
 まず、これまでの取組みの成果と課題についてですが、
本市では、市民一人ひとりが交通ルールを遵守し、正しい交通マナーを実践するため、警察署や交通安全協会等の関係機関、団体との連携のもと、幼児から社会人まで、心身の発達段階やライフステージに応じた段階的かつ体系的な交通安全教育の 実施など、交通安全対策を推進してきたところであり、第9次交通安全計画期間内の平成23年と27年を比較すると、交通事故発生件数、負傷者数とも3割程度の減少となっています。
 しかしながら、交通事故に占める高齢者の割合が増加していること、また、自転車の事故件数は減少しているものの、事故全体の2割以上を占め、さらなる対策が必要であること、さらに東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向け、観光客等が安心して本市を訪れ、滞在できる交通環境づくりを進めることが重要な課題であると認識しております。

 (2)第10次交通安全計画の基本的な考え方について

(市民局市民自治推進部地域安全課)

 次に、第10次交通安全計画の基本的な考え方についてですが、
 人命尊重の理念のもと、人優先の考え方に基づき、交通社会を構成する「人と地域」、そして道路等の「交通環境」の相互の関連を考慮し、市民などからの幅広い意見を集約した実効性のある計画としており、「道路交通の安全」と、「踏切道における交通の安全」の2編の体系としています。
 「道路交通の安全」では、目標を年間死者数18人以下とし、新たに「高齢者の交通安全対策の強化」「自転車の安全利用対策の強化」「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けた交通ルール・マナーの啓発の充実」の3項目を重点項目としています。
 さらに、今後の方向性として、新たに「交通実態等を踏まえたきめ細やかな対策の推進」と「先端技術の活用推進」を加えた6つの視点を定めるとともに、本市の実情に即した具体的な 取組みを展開するため、「市民一人ひとりの交通安全意識の高揚」や「安全運転の確保」など、施策体系を8つの柱に再構築したところであります。
 また、「踏切道における交通の安全」では、目標を5年間での踏切事故1割削減とし、「それぞれの踏切の状況等を勘案した 効果的な対策の推進」を視点として、「踏切道の立体交差化や 構造改良の促進」など4つの柱を定めています。
 このような考え方に基づき、市、警察、関係機関が連携・協力し、市内における交通安全施策を総合的に推進して参ります。

 (3)子ども達に対する交通安全教育の推進について

(市民局市民自治推進部地域安全課)

 次に、子ども達に対する交通安全教育の推進についてですが、
 交通安全教育は、交通安全に関する思想及び知識を普及し、交通事故を自らのものとして考え、それに対する態度を身に付け、これを習慣化することを目的に実施しています。

 具体的に幼児に対しては、幼稚園・保育所等と連携し、幼児、保護者等に対する参加・体験・実践型の教育、小学生に対しては、歩行者、自転車利用者として必要な知識・技能や、状況に応じて具体的な安全行動が習得できるような教育、社会人として本格的に交通社会に参加していくための準備段階にある中学生及び高校生に対しては、スタントマンによる交通事故の再現により事故の恐ろしさを実感できるスケアード・ストレイト教育技法による教室など、各年齢層に応じ、将来に渡って交通ルールの遵守と正しい交通マナーを実践することができる交通安全教育を推進して参ります。

 (4)今後の取組みについて

(市民局市民自治推進部地域安全課)

 最後に、今後の取組みについてですが、
 第10次交通安全計画に基づき、具体の各事業を定めた年度ごとの実施計画を定め、市民・関係機関・各種団体等との連携・協働をさらに深めるとともに、中間年における評価や必要に応じた見直しを行うなど、本計画の適切な運用を図りながら、交通安全施策を効果的に実施して参ります。

 以上でございます。

2 交通安全対策の推進について 2回目
(1)交通事故に占める高齢者の割合について

(市民局市民自治推進部地域安全課)

 交通安全対策の推進についてお答えします。
 まず、交通事故に占める高齢者の割合についてですが、
交通事故の被害者として、65歳以上の高齢者の交通事故死者に占める割合は、
平成25年が、45%
26年が、60%
27年が、50%
と高い水準で推移しており、負傷者に占める割合も25年以降、年々増加しています。
 次に、交通事故の加害者として、高齢者の運転に起因した交通事故の割合は、
25年が、27%
26年が、30%
27年が、32%
と年々増加しています。

(2)高齢運転者対策の充実について

 次に、高齢運転者対策の充実についてですが、
本格的な超高齢社会を迎える中、本市では、高齢者に対する交通安全教育として、千葉県警と連携して交通安全講話を実施しております。
 また、運転免許証を自主返納し、運転経歴証明書などを取得した高齢者に対し、バス・タクシーの公共交通機関における乗車運賃割引などの優遇措置により、高齢者の運転免許自主返納を促進しています。
 今後も、高齢者が安全に運転を継続できるよう、警察による相談体制の強化を支援するとともに、運転免許自主返納に関する高齢者や地域への周知・啓発を図るなど、充実に努めて参ります。

以上でございます。


3 選挙について
(1)参議院選挙での投票環境向上策について
 ア そごう千葉店への期日前投票の移設の結果とアンケート調査を踏まえた評価について

(選挙管理委員会事務局)

 選挙についてお答えします。
 まず、そごう千葉店への期日前投票所の移設の結果とアンケート調査を踏まえた評価についてですが、参議院選挙では、8日間開設しましたが、投票者の総計は、9,630人でした。前回参議院選挙では、中央区役所が6,818人ですので、開設期間が8日間短くなったにもかかわらず、1.4倍の伸びとなっており、アンケートの結果も約95%の方が駅前に期日前投票所があって便利であると回答いただいています。全体の投票率も前回比で4.92ポイント高くなったこともあり、商業施設に期日前投票所を設置した区の投票率が比較的高いことを勘案すると、商業施設に期日前投票所を設置することは投票率の向上に資するものと考えております。

(1)参議院選挙での投票環境向上策について
 イ 投票管理システムの導入による効果について

(選挙管理委員会事務局)

 次に、投票管理システムの導入による効果についてですが、選挙人名簿を紙媒体からパソコンに代えたことにより、名簿の照合ミスが無くなるとともに、投票者が集中する時間帯の混雑緩和が図られたものと考えております。
 また、今回の参議院選挙では18、19歳の新有権者の投票率を総務省から投票日翌日に報告を求められましたが、電子データとなっているため、素早い処理ができました。

(2)18歳選挙権への対応について
 ア 淑徳大学の臨時期日前投票所の実績と評価について

(選挙管理委員会事務局)

 次に、淑徳大学の臨時期日前投票所の実績と評価についてですが、臨時期日前投票所は7月5日、6日の2日間設置し、236人の選挙人が利用しました。このうち、学生と思われる方の投票は25人でした。利用した選挙人が少なかったことは、中央区の選挙人に限定されていることや住民票を異動していない学生がいたことが原因と思われます。
 しかしながら、今回の臨時期日前投票所設置が様々なメディアで取り上げられたこと、実際に期日前投票所をボランティアで従事していただいた学生からは、期日前投票所の事務に従事したことで選挙に対する意識が変わったとの話もあり、啓発の面からは設置の意義があったものと考えております。

(2)18歳選挙権への対応について
イ 選挙事務インターンシップについて

(選挙管理委員会事務局)


 次に、選挙事務インターンシップについてですが、本年4月に千葉大学でスタートした18歳選挙権に向けた若者の投票率アップをテーマにした「若者の政治参加を考える」という授業において、臨時講師の依頼があり、これに協力した際に、受講生より、選挙事務を体験してみたいとの申し出がありました。
 選挙管理委員会では、千葉大学と千葉市が包括的な連携協定を結んでいることや、学生の選挙への理解が深まることが期待できることから、選挙事務インターンシップとして、市及び稲毛区選挙管理委員会に各2名の大学生を受け入れることとしたものです。
 5日間の実習では、参議院選挙の臨時啓発や市長選挙の啓発企画などを考えてもらうほか、期日前投票や不在者投票などの実務に従事していただきました。
 なお、インターンシップの実習生からは、選挙について多くのことを学ばせてもらい、非常によい経験となったとの感想も寄せられております。

3 選挙について 2回目
(1)参議院選挙での投票環境向上策について
ア そごう千葉店への移設にあたって、区民に対し、どのように周知を図ったのか。
また、今回の参議院選挙で間違って区役所に来たケースや苦情が何件あったのか。

(選挙管理委員会事務局)

 選挙についてお答えします。
まず、そごう千葉店への移設にあたっての周知についてですが、市政だより区版で5月号及び7月号で掲載いたしました。
選挙日程が定まった6月中旬からは、区ホームページへの掲載や区内公共施設へポスターを掲示するとともに、啓発チラシを町内自治会へ回覧いたしました。さらに、中央区役所では、館内放送で期日前投票所の移設のご案内をいたしました。
次に期日前投票の期間中、間違って区役所にきたケースや苦情の件数についてですが、併せて48件ほどありました。

(1)参議院選挙での投票環境向上策について
イ 一部の投票所で名簿対照係がもたつく、あるいは、非常に混雑し、行列ができていたとの話があるが、今後どのように対応していくのか。

(選挙管理委員会事務局)

 最後に、投票所が混雑していた件についてですが、一部の投票所では人材派遣職員が高齢などのため、バーコード読み取りなどのパソコン操作に戸惑い、名簿対照に時間を要していた。
 また、投票終了間際に投票者が多く来場してしまい、名簿対照のスピードが追い付かず行列ができてしまっていたとの報告を受けております。
 今後の対応策といたしましては、事務従事者の質的向上を図るために、事前の操作研修を十分実施すると共に、パソコンを担当する名簿対照係をなるべく職員で行うことを検討してまいります。
 また、各投票所のパソコンの配置台数について、有権者数による配置から、投票実績を加味した配置に見直し、選挙人が、ストレスなく投票できるよう改善してまいります。